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2014年7月15日

7/5京浜製鉄革新懇「パワハラのない職場づくりを」シンポの概要(1)


 京浜製鉄革新懇の主催で7月5日(土)に開催された「パワハラのない職場づくりを」シンポジウムの概要を順次掲載していきます。
 第1回は、JFEスチール京浜地区内のパワハラの実態と被害根絶の取り組みを紹介していただいた、京浜製鉄革新懇の名越氏の報告の概要です。

パネリストの報告要旨(1)「JFEスチール京浜地区でのパワハラ被害の実態となくすための取り組み」

京浜製鉄革新懇 名越高治氏

「クズ」「給料泥棒」―すさまじいパワハラの実態P1180549
 ある青年は職場でいじめられうつ病に。睡眠薬で頭がボウッとしていたのか、無意識のうちに走っている車の前に飛び込んでいた。たまたま、車が止まってくれたので助かった。
 別な青年は仕事を失敗すると「クズ、カス、バカ」「給料泥棒、会社を辞めた方がいい」などと繰り返し言われうつ病に。上司に訴えたところ、調査もせずに退職を促された。 
ある職場では長期にわたってパワハラが行われていたが、歴代の管理職などはパワハラとは認識せず、有効な対策を一切取ってこなかった。この間わかっているだけでも5名の被害者が出ており、なかには退職を余儀なくされた人やウツ状態に陥るなど、極めて深刻な被害をもたらした。
 
門前ビラ配布、会社、組合への申し入れ、株主総会で質問 
 会社に対しては①責任者がパワハラ被害者へ謝罪、②防止策を具体的に明らかにし管理職をはじめ工場の全員に周知徹底すること、③その一環として全員対象の研修会をおこなうなどを要請し、その結果、工場長からの被害者への謝罪、研修会開催など一定の前進があった。
 さらにパワハラ問題を扱った2度の門前ビラの配布、労働組合への申し入れ、JHEホールディングス株主総会でのパワハラ根絶のための質問をおこなうなどパワハラ根絶のために多面的な取り組みをおこなってきた。

なぜパワハラが起きる―収益第一主義のもと人減らし
 JFEの徹底した収益第一主義の追及のもとで、仕事量は増えているのに人が減らされ、おまけに成果主義であおられている。役付きをはじめ、みんなが高いハードルの仕事を押しつけられ、失敗も許されない。どうしても、無理が生じ、ストレスや強圧的な言動として表れてしまうのではないではないか。
 また、職場では、管理職が部下を怒鳴りつけるのは当たり前、という風土になっている。しかし、何より重要なことは、会社の事態認識が不十分だということ。また、実態に見合った対策も取られていない。

 パワハラをなくすためにはパワハラを絶対に許さない職場風土を会社がつくること、仕事量に見合った要員配置と競争をあおる成果主義を是正すること、会社の責任を明確にし、管理・監督者への教育を徹底、職場全員対象の研修会の開催などが必要と考える。

以上