2015年7月20日
軍事優先になれば医療体制壊れる
「戦地では軍の一員として動き、地域の人がけがや病気をしていても助けない、軍隊が撤退になれば動けない兵を自決させる、医師の人体実験の手伝いをさせられた―など先輩の話を聞きました。『負傷兵を敵味方なく看護する』中立性をうたう赤十字の精神からほど遠い実態でした…いのちを守る仕事を選んだ私たちは、いのちを奪う戦争を絶対に許すことはできません。先輩たちの苦難の体験は、平和でこそ国民のための医療と看護ができると教えてくれています」(全日赤中央副執行委員長 五十嵐真理子さん)