2014年9月7日
ブラック企業大賞 ヤマダ電機 特別賞は東京都議会
今年の「ブラック企業大賞」は日本最大の家電販売業者「ヤマダ電機」に決まりました。労働組合、学者、弁護士らで構成する「ブラック企業大賞実行委員会」が6日、東京都内で発表しました。同社はウェブ投票の結果でも1位でした。
ブラック企業は長時間労働、パワハラ、残業代未払いなど、労働基準法に触れるひどい労働条件を意図的に強い、若者を使いつぶす“最悪”企業です。
ヤマダ電機では2007年に男性社員(23)が過労自殺しました。亡くなる1カ月前に「フロア長」に命じられ、正社員が未経験なのに「管理職」に。亡くなる1週間前の時間外労働は47時間30分に及びました。
同社は04年にも過労自殺があり、同実行委員会は「過労自殺を繰り返している。反省がみられない。ウェブ投票の結果と総合的に判断した」といいます。
女性蔑視のやじに「自浄能力」を発揮しなかったとしてノミネートされた「東京都議会」は特別賞でした。
「同大賞」は3回目。12年は東京電力、13年はワタミフードサービスが大賞でした。
「しんぶん赤旗」日刊紙、2014/9/7付。
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