2014年10月4日
独の東西 賃金格差縮む 法定最低賃金導入が一因
ドイツで長年、問題になってきた旧東独地域と旧西独地域の賃金格差が大幅に縮んできたことが明らかになりました。
労組系のハンス・ベックラー基金経済社会科学研究所(WSI)が1日、発表したもの。1990年に東独と西独が統合した直後の91年は、旧東独の労働者の労働協約に基づく賃金は旧西独地域の60%にしかなりませんでしたが、2014年半ばには97%に達しました。WSIによると、最低賃金導入が大きな役割を果たしました。(片岡正明 氏)